二大政党に必要な保守結集

民主、自民も国民の信頼を失う中、
これからの政党政治の行方はどうなるのだろう。
日本の二大政党は、今や「カネと数が全て」ではないか?
そこに「理念・政策」がないが故、健全な二大政党が成立しないのだ。
一見、カネに綺麗ような政治家であっても、
「理念・政策」を裏切っている以上、
「カネと数が全て」に加担しているのではないだろうか。
 
英国で最も尊敬された首相と言われるディズレーリは、
英国二大政党下、議会政治の根幹を作った。
1)選挙公約は必ず守るべし
2)他人の公約を盗むな
3)議会における論争によって、全てを決する
の3つのルールが出来上がり、英国憲法の基礎になったと言われている。
理念・政策を有権者と約束し、
それまでの「議会外での多数派工作や、それを集めるためカネをばら撒くような政治」が、
軽蔑されるようになったのだ。
 
日本で二大政党を根付かせるならば、
 
1)政党は理念・政策を明確化せよ
外交・安保など基本政策の記載のないマニフェストなど、
理念・政策とは呼べない。
友愛のどこが理念なのか、答えられる人は皆無であろう。
民主党ははっきりと「親中、外国人参政権賛成」と表紙に書くべきだ。
そうすると政権獲得は難しかっただろうが。
 
2)既得権益に群がる政治家を追求せよ
政治家が信念と違う党にぶら下がっているのは、
そのポジションが既得権益化しているからである。
カネに綺麗だろうが、理念・政策を裏切ることのほうが、
もっと悪いことに国民は気付くべきだ。
悪いのは小沢だけでなく、黙っている議員なのだ。
 
この1)と2)の矛盾を解決し、健全な二大政党にする為には、
まず自民かその他か分からないが、「保守」の理念を明確に打ち立てることである。
そして、「保守」の対抗概念としてのリベラル政党が勝手に出来上がる。
 
すなわち、これからの日本の行方は「保守」結集にかかっている。
いかに舛添の人気が高かろうが、小泉息子がイケメンだろうが、
美しすぎる政治家が登場しようが、日本の政治は暗澹とするのである。
ちなみに舛添は外国人参政権付与に前向きである・・・。
 
 
畠中光成

はたなか光成 <元衆議院議員>公式HP

元衆議院議員 はたなか光成(無所属)の公式HPです。